退職後に2000万円が必要と国が言い、騒ぎがありました。
しかし、今更感はぬぐえません。
というのも、年金が支払い分と同額もらえる未来はもう日本にはないからです。
なぜなら人口が減っているからです。
年金を支払う現役世代の負担は増える一方です。
なぜならば、老人は若者に比べ相対的に増えるからです。
そんな状況は今に始まったことではなので、
2000万円という額は置いておいても(2000万円が大金だというのが世の中の反応でしょうか)
年金はすでに何らかの寄付的な意味合いで考えておく方がベターだと思っています。
もしくは年金の支払い額のうち、半額くらい戻って来ればよしというイメージでしょうか。
そう考えると、サラリーマンに課された税負担というのは、
すでにかなり重いのですが、重くなることはあっても、軽くなることはないでしょう。
そうした未来を見越して、現役世代は年金(厚生年金や国民年金)を信じない方が良く、
そのため世の中的には確定拠出年金が推奨されているのでしょう。
我々現役世代は、10年、20年、30年と現役で要られる時間はどんどん減るわけですが
その間、稼ぎを国に搾取され、返ってこないことはわかっているわけですから
多少の増減はあるにせよ、通常の年金よりは返ってきそうな確定拠出年金に積み立てておくのは
合理的な判断でしょう。
基本的に確定拠出年金は誰でも加入できるので、
取り組んでいて損はないのではないかと思います。
途中で切り崩すことは基本的にせず、年金とと同様のタイミングで取得するのが良いのではないかと考えています。
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積立NISAは、確定拠出年金に比べ、途中解約の可能性を残した積立システムです。
筆者の場合、確定拠出年金の方に重きをおき、 積立NISAは軽くしているのですが、
現状(開始して2年くらいになるでしょうか)では、積立NISAの方が成績は良いです(概ね常に黒字です)。
一方で、確定拠出年金の方は、赤字を含んでいます。
もちろん、現状積み立てているのが、株式なのか、債権なのか、その他なんなのかによって利回りは変動しますし、
そもそも、短期で引き出さないのであれば、利回りが短期的に赤字になっていた方が、長期的には積立のしがいがある、
と考えられるかもしれません。
わずか2年でも、合計するとちょっとした額にはなっているし、ちょっとした運用(ほとんど何にもしませんが)にもなっているので
これらの利用は確かに必要なのではないかと考える次第です。
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