FXで自動売買システムである、EA。
EAは何のためにあるのだろうか。
まず、何も知らない人からすると、自動売買システムと聞いて、勝手に利益をあげてくれるシステムという理解をしているのではないだろうか。
この理解は半分違う。
たしかに勝手に利益を出すこともある。
が、世の中そんなに甘くない。手放しで利益が出るわけではない。
要人発言などのイベントでは、EAはオフにした方が良い。過剰なチャートに反応して取り返せない含み損を抱えてしまう。
また、EA稼働環境を日々整備する必要もある。
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筆者が使っているEAは両建てナンピンだ。
これは簡単にいうと、チャートが上がる時は売りでポジションを持ち、下がるときは買いでポジションをもつ。
つまり原理的には、利益は生まない。永遠に動かしたら、限りなくプラマイゼロになる。そうした原理のEAを裁量でコントロールして利益を作るのだ。
イベントのときや、金曜はなるべくオフにするのは当然。元金が増えたら然るべきロットにし、減ればまた然り。
そして本稿の課題、何のためにEAがあるのか。
ズバリ、FXをギャンブル化しないためだ。
ややもすると、FXでは短期に大金を手にできる。これはその人の実力もあるが、運もある。最初は実力だったかもしれないが、金額が増えるにつれ、判断が雑になり、一か八かになる。
結果の根拠の100のうち、30以上運になったらギャンブルだ。と筆者は考える。
運を30未満にし続けるにはガイドが必要だ。そこでEAが生きる。
EAの設定、仕組み、ルールを充分に理解するのは大前提。それがなければ、勝ち続けることは不可能だ。
FXをギャンブル化してしまうと、なかなか厳しい。
ギャンブル化がわかっていてなお、続ける人もいるだろうが、それはもう、宝クジと変わらない。やらない方が儲かる。
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筆者はEAを使いながらFXをしていた。あるとき、裁量で立て続けに利益を得たことから、裁量に傾倒した。
初めは、裁量のポジションもEAをみながら慎重にとったが、一定額、筆者の場合は元金60万円を超えたあたりから、ポジション取りが雑になり、150万円まで行って、一晩にしてそれを吹き飛ばしてしまうという、典型的なコツコツドカンをやってしまうに至った。
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そして、EAを稼働するなら元金は最低20万円は必要だ。月利は最大で10%に留める必要がある。それ以上だと、ギャンブル化するからだ。
EAを使う、月利は最大で10%以内にする。
これはFXをギャンブル化しない、鉄則だ。
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